RYOの備忘録

20歳学生です。ここでは誰かの役に立つこと、自分の成長のために徒然なるままに書きます。

事実と解釈の話

「事実」と「解釈」は別物である。この言葉を聞いてピンとくるだろうか。「NIKEの靴は20代から大人気だ。世間のみんなも思っている」これは事実だろうか、解釈だろうか。

 

今日はそんな話をしたい。

 

事実・・・実際に起こった、または存する事柄。

解釈・・・文章や物事の意味を、受け手の側から理解すること。また、その理解したところを説明すること。

 

辞書的な違いはこんなところである。さて最初に戻ろう。

 

NIKEの靴は20代から大人気だ。世間のみんなも思っている」これは解釈である。この言葉には事実の要素がない。

 

NIKEの靴は20代から大人気だ。」とはこの人の解釈であって裏付けとなる根拠は示されていない。(根拠(=事実)になるものの例としてはアンケート調査結果などである)

 

そして「世間のみんなも思っている」のだろうか。にわかに信じがたい。もしかしたら自分の意見の信ぴょう性を高めるために事実でない言葉を巧みに使い、感情的に相手を押さえ込ませようとしているのかもしれない。

 

仮にこれが会議の場であったらどうだろうか。解釈が飛び交えば建設的な議論ができないことはここまでの話から容易に想像がつく。

 

だからこそ事実を共有することが大切である。そうすれば共通認識を持つことができる。しかし、解釈は悪いことではない。解釈は個性の表現であり、解釈をするからその後の行動ができる。

 

大切なのは事実と解釈を区別し、事実を共有した上で、どのように解釈をするか決定することなのだろう。